終の棲家について考えるお年頃

こんにちは、税理士の山下です。

年も明け、思えば私も立派なアラフィフ。

もう、初老です。

ぼちぼち老後が心配です。

 

 

まあ、そんな問題とは別に従来から介護分野や福祉分野に興味があり、

去年の後半は、そっち関係の本を読み漁っていました。

その中で、立ち位置が真逆な本の紹介。

 

まず介護事業マンセーなお方の本。

51pa3w+2u9L__SX342_BO1,204,203,200_41J-rBIVzqL__SX342_BO1,204,203,200_

ご自身が複数の社福の理事長。

特養他の経営を、如何に順調にやっているか、

自身の経営について紹介しています。

また若者への介護ビジネス参入を進めています。

この本だけ読めば、それなりに面白く抵抗はありません。

 

 

一方で、こちら。

現在の高齢者住宅に関する政策に異議を唱えるお方。

51krkI2-S9L__SX339_BO1,204,203,200_

こちらは「介護報酬で社福が儲かるっておかしくね?」

的なスタンスです。

 

そもそも社福が経営する特別養護老人ホームは、福祉施設。

それが介護保険制度スタートに伴い、

介護老人福祉施設というもう一つの名が付いた。

 

その結果、特養不足と言われ、ユニット型個室が増設。

新規増設はユニット型のみ認められ、多床室は認められない。

おかしくない?と言っています。

 

特養不足-つまり大量の待機者の存在は、

単に部屋数だけではなく、「お金」の問題もある。

 

いくらユニット型個室を増やしても、

高額なホテルコストが払えず、どのみち入れない。

 

低所得者のため、

本来の「福祉」施設としての役割を果たすため、

制度を抜本的に変える必要があるという趣旨です。

 

またサ高住も、

ユニット型同様に低所得者には入居が難しく、

高齢者住宅問題の解決にはならないと言ってます。

 

こっちの本は、文句なく面白いです。

ただ私も、まだまだ介護や福祉は勉強不足なので、

この本や、他の基礎的な本を2~3回転はしなければと

思っています。

 

さて、自分の老後のことを考えると、

香川県、高松市の特養やサ高住の事情が気になります。

 

とりあえず特養については、

どんな施設があるか、

定員数や待機者がどれくらいなのかが、

web上で簡単に調べられることを確認しました。

 

繁忙期が終わったら分析していみて、

このブログで紹介できればと思っています。